作業日報
このページは、私、青木の日記のようなコーナーで、私自身が考えている事や最近感じていること、またファクトリー内の作業の紹介や新商品の企画、試作などの紹介、その他趣味やペットの話題などをお話するコーナーです。2006-6-28 雨漏れ チェック
防音室、作業場の増築がほぼ完成しつつある、今日このごろ。
安くやらせた、報いか、大工がポンコツなのか、雨漏れが一部発生して、修理しても、止まりません。
いんちき大工 曰く、
「今度は、大丈夫だーから」なんて、言ってますが、今日は、直ってなかったら、ぶっ壊すぞ!と怒って、ホースをもって午前中から、暑いのに屋根の上です。
30分ほど水をまきましたが、漏れてないようですが、今度漏れたら、いんちき大工は、貼り付けの刑にします。
※その大工は、埼玉近郊のチューニングなどをメインに仕事をしている奴で、もう15年ぐらいの付き合いです。本人は、昔、86のプロダクションレースをしていて、知っているやつは、知っているいんちき大工です。方々のSHOPで呼び名が違い、エロ大工、脱腸大工、いんちき大工、棟梁など4〜5通りの名前が有ります。
雨漏れが止まってなかったら、いんちき大工の画像をアップします。皆さん気お付けてください。
2006-6-27 プラグコードグランドシステム 仕込み
どーしても、たまにやらなければならない作業がこれ。
RX−8用、FD前期、FD後期と3種類のプラグコードグランドシステムがありますが、発売以来、おかげさまでトータルおよそ500SETぐらいは、販売しましたが、全て私と、奥様(鬼嫁)でくみ上げてお届けしている為、他のスタッフは、出来ません。
社内的には、こんな風景が一月に数回あります。
イベントの分がんばって組まないと!
2006-6-25 ORC 新作クラッチ テスト品到着
小倉クラッチから、今年のオートサロン発表の新作クラッチのRX−8用が送られてきました。ダンディー吉田課長が言うには、「青木さん好みにしておきました、ご確認を!」それしか言われませんでした。
取付前に、ウエイトチェックをしてみてびっくり!!
カバー W/W ディスク トータル
新作オーガニック 3580 5540 690 9810
カーボンシングル 4300 5490 720 10510
メタルシングル 4300 5490 1280 11070
ノーマル 5690 8000 1560 15250
こんなウエイトで何と、カーボンディスクよりオーガニックの方が軽いのです。また、フライホイールは、そう変わりませんが、カバーASSYの重量も軽く、きっと、ギヤの入りも良く、つながりもノーマルぽく、レスポンスがカーボンクラッチより、良くなるかも?
取付重量は、量産より5kg以上も軽くなります。
2006-6-24 RX−8用 エキマニ 製作
ここんところ、7月、7日、8日、9日のイベントの商材の準備で作業場は、大忙しです。
今日は、涼しいのでRX−8用のエキマニの仕上げです。天気の良い日にやると地獄です。
これから、暑くなってきますので、作業担当者は、注文がたまると、お腹が痛く(仮病)なってきます。
これまた、一本ずつパイプを焼き曲げして作りますので、一回に3本ずつが良いペースです。それ以上は、ギブアップです。
2006-6-21 FD3S用 ピックアップサポート 製作
今日は、数日前より、仕込んでおいた、ピックアップサポートの完成です。
社内で製作しているため、数台ずつしか出来ません。
ペイントが終わり、梱包です。
2006-6-20 タイムアタック 1号機 モディファイ
タイムアタック1号機のリヤウイングをGT300で使っていた、ドライカーボンのドラッグウイングに交換しました。
ウイングステーも17Sのアルミ材を使って、作り、アルマイトから、上がってきたので取付ました。
8mmのカーボン製ガーニーフラップもあったのでつけました。
以前のタイプのフラットウイングよりドラッグも当然減り、ダウンフォースも向上します。
以前のウイングもドライカーボン製でしたが、このウイングの方が、重量的にほ1.8kg軽くなりました。
2006-6-17 ORC製 フライホイール 完成
タイムアタック2号機用APカーボントリプルのフライホイールが完成しました。
写真は、クラッチを組み付けた状態です。
アッセンブリー重量は、6250gでした、ものすごく軽いです。
(アイドリングするかな〜)
ORCのスタッフに感謝です!
ばらした画像をタイムアタック2号機製作日記にアップしました。
2006-6-15 NSX 6連スロットル 試作 リンク、ファンネル
NSX用6連スロットルのリンケージ廻りと、ファンネルの試作の完成です。
リンケージは、フロントバンク、リヤバンクを3連につなぎ、左右を連結するシャフトを返してそれぞれリンクを動かして、バルブが開く設計です。
ファンネルは、削り出しのカールファンネルです。今回写真は、参考試作で、60mmを用意しましたが、場合によっては、長さ違いも受注製作で受けるかもしれません。
6月中には、試作が完成しそうです。
製品は、7月末ぐらいには、リリースしたいと思っています。
2006-6-14 NDX 3.5L エンジンチェック
NSXの3.5Lのエンジンの内視鏡チェックです。
昨日、ご紹介した、ヘッドカバーの取付と一緒に行いました。
今回のエンジンは、3.2Lのブロックにスリーブを打ち込んで3.5Lにしたので、シリンダーのカジリが気になっていましたが、チェックした結果、VERY GOOでした。NSXのシリンダーは、純正で特殊なライナーになっていて、ボーリングが出来ませんのでブローしたブロックの再使用が可能になりました。
今回のスリーブ作戦は、大成功です。
他の車輌でブロックが破損した状態でも、スリーブを打ち込むことで、大枚はたいて、新品ブロックに交換しなくても、修理可能です。
2006-6-13 NSX ブローバイ対策
先日、HKSハイパーチャレンジを走ったNSXですが、ブローバイのOILの吐出が多く、筑波2000を5LAPほどで約400ccぐらい出る為、対策しなくてはならなくなりました。
ブローバイのOILの出るシュミレーションは、ストレートで高回転を回した後に、タイトコーナーでアクセルOFF、ブレーキングその際にヘッドに溜まったOILがパンに戻りきれず、タイトコーナーの立ち上がりでアクセルONブローバイと一緒にエンジン外、キャッチタンクへ、、と言った感じですが、特にリヤバンクが多い様です。
こんなシュミレーションですが、ヘッドカバーの裏側のブローバイガスの出口の位置関係がどうやら、イタズラしているようです。
そのため今回は、ヘッドカバー裏側のバッフルプレートの穴位置を変更して、内側にブローバイの分離装置をつけて対策です。基本的には低い位置から高い位置に変更です。これだけでも効果は絶大です。
サーキットを走っているNSXユーザーさんの中にも困っている方も多いと思います。
2006-6-11 今日のわんこ
今週は、HKSハイパーチャレンジ、RX-8ロス 5thミッションと連日の作業でくたくたです。
今日は、お昼ねです!
2006-6-10 ロス RX−8 ターボ ミッション 第二弾
昨日、降ろしたミッションをばらしました。
結果の発表です。
FD用のクロスは、RX−8の5thに組み込み可能です。
品番では、異なりました、1速〜3速は、新設計のダブルシンクロには、なっていましたが、FD用の1−2速ハブクラッチSET、3−4速ハブクラッチSET、1〜3速シンクロを純正部品を使えば、組み込み加工です。
RX−8ユーザーには、小さな朗報です。
2006-6-09 ロス RX-8 ターボ ミッション 第一弾
クロスミッションパーツの到着です。
先方の依頼により、OS技研からFD用のクロスギヤが到着しました。
写真のミッションは、今日、私が自ら降ろした、RX-8の5thミッションです。
実際は、RX-8用5thミッションにFD用のクロスを組んだことはありませんが6速のタイプSにアルテッツァのクロスを組んだのと同様に、またまた挑戦です。
下調べでは、メンドラ、カウンター、5thギヤ、リバース廻り、ベアリングギヤ、など細かい部品は、品番そのものがFDと同じですが、1速〜3速までの構成部品の品番が全て違います。
ま、どうにかなるか! てな感じです。
2006-6-08 HKSハイパーチャレンジ 第2戦 祝 NSX優勝
6月8日に筑波2000で行われた、HKSハイパーチャレンジの決勝スタートのシーンです。廻りは、ハイパワーの四駆に囲まれて、スタートはどきどきでした。
RSクラスで、ほぼ、シェイクダウンのNSX3.5が予選ポール、決勝では優勝しました。
ベストタイムは、1”01.1でした。
まだまだ、足のSETは、まとまっていませんが、初レースとしては、まずまずです。
当日は、6月ですし、気温22℃、路面温度26℃程度でHKSのランサーなど、主要車輌のタイムが1〜1.5秒落ちでしたので、NSX3.5の01.1は、結構いいタイムかもしれません。
タイムアタック1号機は、金属疲労でリヤのラテラルロッドが壊れてしまいました。2年ぶりに動かしたのですねてしまいました。直しに工場に戻りましたが、15分遅く出走できませんでした。アシカラズ
2006-6-06 新作 アペックスシールのご紹介
写真のアペックスシールは、ハイブーストを目的にテスト中のものです。
先日、ご紹介した、純正加工の三分割とは、まったく別もので、使用目的性能は、ブースト1.5k以上で500PS以上でハイブーストのタイムアタックやドラッグ用で使うテストです。
前回ご紹介した、タイムアタック1号機などに使います。
テストの結果がよければ、近日発売にするかもしれません。
前回ご紹介の純正加工三分割とハイブーストアペックスを発売予定まで持って行きたいと思っています。
2006-6-04 圭ちゃんのエンジン完成
SA22C 圭ちゃんのエンジンが完成です。
ショーコディションの圭ちゃんのSAは、とても綺麗です。
今回は、エンジンのO/Hとガソリンタンク交換、車検の為の入庫です。
出来上がったエンジン廻りをご紹介します。
エンジンは、FDのエンジンベースのNAサイドで、9.7ハイコンプローター仕様でMOTECでコントロールのインジェクション仕様です。
オルタネーターやウォーターポンプなどもFD用でRX-8のエアポンプとオリジナルのキャタライザー付きでフル公認です。
2006-6-02 アペックスシール 2分割改 3分割
純正の2分割アペックスシールを二次加工して3分割に加工します。
ワイヤー加工とウォータージェットで切断する方法があり、切りしろの幅の問題とコストと格闘中です。
数週間後には、完成予定です。
2006-6-01 タイムアタック 1号機 現車セッティング 終了
タイムアタック1号機の現車セッティングが3日がかりで終了しました。
成績は、
MAXパワー 566.5ps/7600rpm
MAXトルク 60.5kg/6750rpm
です。
結構出ました、ダイノパックで計測中にMAXトルクエラーが出るほど、回転とトルクの上がり方が早く、今まで見たことの無いエラー表示が出てびっくりしています。
3日間ガンガン廻したわりに、エンジン始動は、キーで一発です。
今回は、なかなか優秀かも、、、、
写真は、未完成の防音室で防音シャッターが付いていないので、ものすごくうるさかったですが、6月8日にやっと工事が出来る事が決まり一安心。
6月8日のHKSハイパーチャレンジが楽しみです。
雨が降らないことを祈ります。