2022-06-17 メタルキャタ&キャタケースのお話し、、GRヤリス用、GR86用 SSエキゾースト、、キャタSELx長さ、担持金属とケース形状についての解説その1、、メタルキャタ編。
今回のお話しは、メタルキャタの長さとセル数、担持している金属についてです。まず、メタルキャタライザーは、通常105Φで長さが90mm(メタルハニカム70mm)が一般的ですが、販売メーカーによりセル数は、異なります。一番多いのは、150SELと思いますが、200SELを採用している場合もあります。そして、オリジナルのGRヤリス用とGR86用SSエキゾーストのメタルキャタは、105Φは、変わらず、長さが50mm(メタルハニカム40mm)と短く、セル数は、50SELと超極粗のレース用キャタと同一設計です。しかし、排ガス浄化能力は、非常に高くこのキャタ1個で車検対応します。通常のメタルキャタの担持金属は、プラチナ、パラジウム、ロジウムを用いCO,HC,NOxを浄化させ三元触媒と言いますが、そのバランスは、何十年もそのままです。そして、最近の車両の傾向は、直噴インジェクターを使うリーンバーンエンジンで制御スピードやフィードバックの能力もここ10年15年前より飛躍的に向上しています。なので、排気ガスの特性も変わり、アイドル時などは、今やCO,HCは、ほぼ出ていない?出ていても排気パイプなどの熱で再燃焼してほぼ「ゼロ」です。でわ、何をすれば良いかは、、、一番多く排出されている排気ガスは、NOx、窒素酸化物で、燃焼温度が高かったり、燃焼環境が良いほど出ます、、なので、このNOxの浄化に特化したメタルキャタが必要になる訳です、、すると担持金属のバランスや構造を工夫して、、セル数を粗く、短くしても窒素酸化物を浄化する機能に特化出来れば、良いという事です。40mmx50SELの圧力損出は、約3%でほぼ直管と同じです、、しかし、キャタケースの形状しだいでは、圧損が大きく効率が悪くなります、、おっと、キャタケースのお話しは、明日にします。