2022-06-21 メタルキャタ&キャタケースのお話し、、GRヤリス用、GR86用 SSエキゾースト、、キャタSELx長さ、担持金属とケース形状についての解説その2、、キャタケース&キャップ@職人+ヘラ絞り。
[作業日報]
先週末にメタルキャタライザーのセルや担持のお話しをしましたが、今日は、キャタケースのお話しです。通常キャタケースのキャップは、金型プレスで成形していて、写真の様に25度ほどでキャタ外径まで広がります。そして、オリジナルのGRヤリス用とGR86用は、14度で緩やかにキャタ外径まで広がります。違いは、この角度ですが、25度のキャタキャップは、拡大管の圧力損出が発生してしまいます。そこで、キャタキャップの広がり角度を14度ほどまで緩やかにすると拡大管(25度のキャタキャップ)より圧力損出は、1/5(80%)軽減されので効率良くキャタに排気ガスが当たり浄化されキャタを通ったガスは、14度の角度でメインパイプに効率良く流入します。キャタの長さ、セル数、担持金属、キャタキャップと全てにおいて効率を追求すると、こんなキャタとケースが必要になります。ちなみに、25度のキャタケースは、金属プレス成型ですが、オリジナルの14度のキャタキャップは、職人によるヘラ絞りで製造しています。