
作業日報
このページは、私、青木の日記のようなコーナーで、私自身が考えている事や最近感じていること、またファクトリー内の作業の紹介や新商品の企画、試作などの紹介、その他趣味やペットの話題などをお話するコーナーです。86ドライカーボンルーフ、カーボンケブラードア取付
カーボンケブラードアとドライカーボンルーフの取付作業が大詰めです。カーボンドアは、一日有れば左右共に交換可能ですが、カーボンルーフは、更に手強くフロントとリヤのガラスを取り外してからの作業スタートですが内装を始め、この車両は、ロールゲージが取付いているので、ゲージの取り外しの作業も追加です。純正のスチールルーフをスポットドリルを使い何十個も穴を揉み取り少しずつ剥がして行きます。スチールルーフを取り外した後は、ベルトサンダーで仕上げて、ドライカーボンルーフを乗せて穴開け加工をクリコで固定しながら約30本の作業を終えると3Mのパネルボンドで接着して、リベットで固定します。そして、フロント、リヤのガラスを組み込み、塗装屋さんにクリアー仕上げに出せば完成です。
デモカーRZ ハイフロー現車セッティング&エクスチェンジャーテスト
ビレットのハイフロータービン、ラムエアインダクションBOX、スポーツキャタライザー、パフォーマンスパイピングキットの4点を取付てECUTEKで現車セッテインングをしました。540馬力トルク90キロほど出ましたがロガーでの吸気温が意外と高く、踏み始めは、35℃でスタートしますが高回転域では、50℃程まで上がり、パワーカーブも高回転域が少しドロップしています。ファンを廻して強制的に冷やしても結果は、同じで吸気温度は、上がっていきます。そこでインタークーラー用ラジエター、、大容量のアルミコアのエクスチェンジャーのテストをしてみました。交換して、踏み始めの温度が25℃と既にスタートが10℃低く、高回転域でも40℃以下になり、何回テストしても温度は、変わらず安定しています。パワーカーブも高回転域がモリモリで、特に5800rpm当たりの同じ回転域では、30馬力ほど性能が向上しました。結果560馬力を超えて高回転域のパワーカーブもモリモリになりました。これならきっと早いはず。。
GRヤリスブーストアップ&スポーツキャタライザーテスト、、43馬力アップ
今日は、近所のディーランゲージさんに伺い4WD用のダイノパックをお借りしてGRヤリスの体力測定をしてみました。フルノーマルの状態からブーストアップとスポーツキャタライザーのテストをしました。どちらも良い結果に終わりました。GRヤリスは、タービンのダウンパイプに最初の1個目のキャタライザーが有り、大きなカップリングフランジ(約110mm)でタービン出口に取り付いていますが、出口内径は、52Φだったり、メインマフラーは、70Φなのに62Φや65Φの部分が何ヵ所か混在しています。ダウンサイジングターボの排圧のバランスを取る為に必要なのか疑問でしたが、今日、はっきりしました。やっぱりストレート構造がベストでした。今日のテストは、2個目のバンク2キャタは、ノーマルのままで試験しましたが、次回は、バンク1無し、バンク2レース用キャタで、70Φのストレート構造の物で試験する予定です。製品としてもスポーツキャタに変えるだけで、約20馬力の性能アップが確認出来ました。更にブーストアップでは、約15馬力アップしました。tcf1.00で37.2馬力アップなので、15%補正すると約43馬力アップです。
GR YARIS Billet High Flow Turbo&スポーツキャタ製作準備
ヤリス用の削り出しのコンプレッサーブレードのハイフロータービンが出来上がりました。コンプレッサーホイール大きさは、純正とハイフローでは、IN42.4mm→47.8mmと約5mm、OUT側は、56.0mm→65.0mmと9mm大きいサイズです。実車に取付てのテストは、未だですが、2月初旬に予定しています。また、オリジナルのスポーツキャタライザーを作る準備を始めました。タービンアウトレットに1個と中間パイプに1個の合計2個のキャタを純正では、使っていますが1個に集約出来るようにします。又、パイプ径を測定すると、マフラーメインは、外径70Φなので内径は、67Φ位なのに、部分的に内径51Φの部分や54Φの部分が有り、この辺は、ストレート構造にしたいと考えています。ガス検査の予約は、2月中旬に取れましたのでプロトタイプの検査ピースの材料を色々と手配します。
スープラRZ用ダブルアッパーマウントSUSキット(純正ダンパー仕様)取付完了、ライドハイト90mmでの試乗は、完璧な乗心地。
製品版のダブルアッパーマウントのサスペンションKITの取付が終わり、最低地上高を90mmちょっとで調整を終え、純正タイヤホイールで、エアーは、220kpaで試乗してみました。滑らかです。突上げ感無しで、言われなければ純正そのもの、、ジェントルです。フロントスプリングは、6kですが、プレロードが、8Tほど掛けているので収まりが良く、リヤのプライマリーが10kなので、リヤもスムーズにしなやか、、完璧です。ファーストロットは、3台だけ作り、1台がデモカー、もう一台は、某メーカーのデモカーへ取付済み、、残りは、1台です。セカンドロットは、2月末までに8台ほど完成予定です。お値段は、¥300000-税別の予定です。
スープラRZ&SZ-R用ダブルアッパーマウントSUSキット(純正ダンパー仕様)
年末ギリギリに製作スプリングがHALより納品されましたが、全く手付かずで今日まで来てしまいました。新しいRZのデモカーに取り付けてデーター取りをしたら、販売開始です。まずは、ノーマルのタイヤホイールで地上高90mmで乗り心地を確認してから、ハイグリップタイヤに履き替えてテストをします。事前テストは、済んでいますが製品版の確認は、これが初めてとなります。フロントスプリングは、テーパーコイルの6kをプレロードを掛けて使います。リヤは、バリアブルレートで、プライマリーのレートは、10kでスタートして入力荷重が560kでメインレートの26kが立ち上がります。乗り心地が良く、サーキット走行などでは、入力荷重が上がれば、26kのレートが立ち上がりハイグリップタイヤでもグリップを確保します。
86&BRZカーボンケブラードア連続量産@3台分
年末までに、86&BRZ用のウイング、ボンネットのバックオーダーは、解消しましたが、ケブラードアのバックオーダーが86用だけで3台有りコレを1月末までに解消させるのがカーボン工房の目下の課題となりました。以前は、カーボンドアを作っていましたが、現在は、カーボンケブラードアに生産を絞っています。以前のカーボンドアの製造は、型に貼り込む材料がカーボンクロス→グラスマット→ガラスクロスの3層構造でしたが、カーボンケブラードアは、カーボンクロス→ケブラークロス→カーボンクロスとなり、重さ的には、グラスマットが樹脂を吸う分重くなり強度的にもケブラークロスをカーボンクロスでサンドイッチするので数段上がります。