
作業日報
このページは、私、青木の日記のようなコーナーで、私自身が考えている事や最近感じていること、またファクトリー内の作業の紹介や新商品の企画、試作などの紹介、その他趣味やペットの話題などをお話するコーナーです。RX-8用5.1ファイナルKIT限定5台完成@一台目組付け終了、、加工の嵐&製作パーツ多数。
最近、巷では、RX-8の価格が高騰しているようで、5.1ファイナルの引き合いが数件ありました。以前は、ボルトONで組める5.1ファイナルが有りましたが、15年ほど前に生産中止になり幻のパーツになってしまいました。RX-8でサーキットを走ったり、峠やワインディングを走ると欲しくなるローファイナルが5.1です、、4.7では、やや長く、4.4では、長すぎです。キットの全容は、特別サイズのリングギヤスペーサにピニオンベアリングカラー、ピニオンシャフトの加工、ピニオンロックナットのスペーサーワッシャー、ロングリングギヤボルト10本、ディスタンスピースの加工、トヨタスプラインでオイルシール部、プロペラ取付部は、RX-8のワンオフコンパニオンフランジ、ピニオンハイトアジャストシムスペーサー、LSDケースのPCD加工とまぁ、、ざっと8個、延べ18点のパーツの加工製作が必要になりました。しかし、歯当たりもバッチリ、バックラッシュも均等に出ます。今から、約30年前には、JSSにFC3Sで4.625フィアナルをスリックタイヤで使っていた事を思い出します。その頃のデーターを元に今回のRX-8用5.1ファイナルKITが完成です。
GRヤリス用SYVECS4WDコントローラー在庫分到着、、デモカーGR86ディフューザー取付&イベント用マフラーをディフューザー付きにライン変更。
サイベックスの4WDコントローラーが到着しました。12月に頼んだ物がやっと2月末に来ましたが、2月中旬にオーダーした分が先ほど届きました。GRヤリスは、ブーストを上げてパワーを出すと2WD(FF)になってしまいます。なので、リヤの駆動を確実に確保するために必要になります。近い将来に純正ECUの書き換えにもこの辺のパーツが必要になると考えています。それと、デモカーのGR86にカーボンハニカムのディフューザーを取付けチタンエキゾーストをワンオフで作る準備を進めていますが、イベントなどでは、チタンエキゾーストは、使えないので、ディフューザーを取付けたままオリジナルステンレスエキゾーストが取付く様にエキゾーストの取り廻しを修正しています。
ヘビーなパーツ取付のGRMNが入庫、、延べ27点のオリジナルパーツ取付作業四日目、、マフラーワンオフ製作、アライメント、、しかし、アライメントは、やり直し。
27点のパーツの取付を昨日で全て終わり、今日は、GRMN独のセンターサイレンサーのエキゾーストをワンオフで製作しました。サイレンサーは、弊社のRX-8用のスポーツキャタライザー用のサイレンサーがピッタリでした。マフラーが完成したら、アライメントの調整をしましたが調整が終わったて、試乗したらステアリングセンターが狂ってました、、なぜ??答えは、前回アライメント調整をした人?SHOP?の方が、アライメント調整して試乗後にステアリングセンターがズレていたので、最後の仕上げにステアリングを取外して、「ステアリングセンターを直した!」、、「コレ、絶対ダメな奴♪♪コレ、絶対ダメなやっぅう♪」、、ステアリングには、舵角センサーが有り、コレも狂っていました。終わったと思ったアライメントは、最初からやり直しです。ラックブーツを取外し、左右ラックにセンターリングカラーを入れで、ラックセンターを出してからステアリングを取外して、正規な位置に戻して、GTSで舵角センサーのゼロ点調整をしてから、再調整です。アライメントにトータルで3時間も掛かってしまいました。86は、ステアリングを取外して、センターを調整は、絶対ダメな奴です。
デモカーGR86 空力パーツアップデイト計画、、第一弾リヤウイング大型化&取付位置変更。
デモカーGR86のシェイクダウンや筑波テスト&タイムアタックとSUGOでのテストを兼ねたタイムアタックが終わり、TC2000では、59.602、SUGOでは、1’32”481とどちらもワンアタックのみの暫定タイムですが、まずまずで今年前半戦が終了しました。今年後半のシーズンが始まる前までに軽量と空力のアップデイトを進めています。空力のアップデイトは、第一弾は、リヤウイング廻り、第二弾は、カーボンハニカムのディフューザーとサイドデッキレール、第三弾は、フロントアンダーパネルとカナードなどのフロントサイドの空力パーツで、全体的に空力性能を向上させる予定です。リヤウイングは、量産車両の幅一杯程度の大きさと取付位置を少し高めにして、後方に120mmほど下げる予定です。そして、本日は、トランクブラケットの製作とウイングブラケットの型の製作をしました。
デモカーGRヤリス用カーボンハニカムバケットサイドステー製作、、材料裁断、貼り込み、ラップまで。。
今日は、朝から昨日の続きです、、まずは、5mmのベークライトを4個切り出し、サイドステーのボルト取付部のハードポイントを4個作り、プリプレグをメインで4P、オーバーレイ用で4枚の合計8Pを裁断してから、サンドイッチする5mmのペーパーハニカムを切り、接着フィルムを2枚追加して、最初のカーボンプリプレグ2P貼り込んでから接着フィルム、ペーパーハニカム、再度接着フィルムを貼り終えると、オーバーレイのプリプレグと残りのメインの材料と交互に8Pを貼り込んでから、ラップ、、これを左右2個を窯に入れてスイッチONで、作業時間は、6時間30分、お昼休みは20分でほぼ、ぶっ通しの作業でクタクタです。、、ギリギリ本日焼き上がりますが、離型作業と穴開け作業は、明日にします。
デモカーGRヤリス スライドレール(6.5kg)→アルミサイドステー(1.25kg)→カーボンハニカム製作準備(予想0.6kg)
意外と重いバケットシートのスライドレールですがスチール製で車検対応なので仕方ありません、、しかし、タイムアタックには、重すぎです。現在は、半固定のアルミ製3.0mmのサイドステーをスライドレール取付位置にボルトONで固定してますが、5kg以上スライドレールよりは、軽くなっていますが、まだまだで、カーボンハニカムで製作する事にしたので、取り外して採寸して、ハニカムやハードポイントの入れる場所を考え中です。ドライカーボンで製作するには、このアルミのサイドステーに直接貼り込み焼き上げます。左右製作しても恐らく600gほどの軽量には、なると思います。製作コストは、怖い怖いほど高価になる感じです。殆ど趣味の領域ですな。。
デモカーGR86カーボンハニカムパーツ取付&データーロガー油圧監視、、油圧が危険。
昨日、焼き上げたカーボンパーツに穴開け加工をしてKナットと64チタンボルトで取付て完成です、、それと同乗走行用のナビシートを取付けました、、このシートは、古いTRD製でケブラーの軽いシートですが取付ステーもカーボンハニカムで作った物が有ったので一緒に取り付けました。ちなみにシート&サイドレールで7250gでした。そして、本題は、油圧、、MOTECのADL3をデーターロガーにして、デモカーGR86には、付いていますが「ヤバイよ、ヤバイよ」、、油圧が、、最近、巷では、サーキット走行しているGR86のエンジン全損車両が私が知っているだけで、3台、、そして、今日も、もう一台全損の報告がありました。GR86用のバッフルプレートをデモカーは、既に付けてからサーキット走行しているのと、データーロガーで油圧、油温その他のデーターも監視していますので、大丈夫ですがバッフルが入っていない車両でハイグリップタイヤでサーキット走行すると油圧が「ゼロ」ってコーナーが、、そして、疲労蓄積で1番シリンダーコンロッドメタルが流れて、「打音」ってパターンのようです。サーキット走行するGR86は、バッフルプレートを必ず入れて下さい。